中国からのビジター

12月に入って中国からお客さんがきていた。ちょっと難しい実験を行いに日本へ来られたのであった。到着する前は、ビザがとれるかどうかなどやきもきする出来事もあったが、無事に到着した後には、問題なく日本で実験をこなしていかれた。日々のお昼ご飯は、ラボ周りに適切なご飯屋さんがないというのもあり、概ね病院の売店で購入していたせいか、最後まで満足いくお昼ご飯は食べられなかった模様。それでも、美味しいものは万国共通なようで、休日に食べた日本のラーメンにはえらく感動していた。色々話をしてみると、「現在は生まれたばかりの子どもや病気の親御さんの面倒を本当はみなきゃいけない状況であり、そんな中で日本に来るのは気が進まなかったし、そもそも自分の本質は臨床家でなかなか実験の面白さが分からないのだよね、でもボスの指令だから断れなかったんだよ」、なんていうことを言っていて、色々な心配事を抱えて日々それでも一歩一歩生活しているということに関しては、それほど自分や日本人の友達と変わりないんだなあと思った。少しジャンプしてまとめると、個人的な経験というのは、一見小さなことに思えるのかもしれないが、むしろ国家や民族といった単位でシュプレヒコールを叫ぶ人々に対抗する一手段であり、違ったものの見方を作り出せる機構であると思うということ。一人一人が一人一人と付き合うこと。最も基本的なことであるからこそ大切なことのように思う。


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