(書評) うつくしい繭 櫻木みわ著

久しぶりに小説を読んだ。題名だったか著者名だったかを、twitterのタイムラインでみかけたような記憶があったので、図書館でこの本を手にとった。


 本書には、東ティモール、ラオス、南インド、南西諸島をそれぞれ舞台にした四つの短編小説がおさめられている。


 この中で自分が一番好きだったのは、東ティモールを舞台にした、苦い花と甘い花という物語だった。


 主人公のアニータは、外国人が多くやってくるようになった町で日々新しいものを目にしていく。その中で感じることによって、アニータの考え方自体にある変化が現れてくる…。


 他の話も面白かったのだが、話のオチのところが作り話っぽさが出てしまっているように感じてしまった。一方で、苦い花と甘い花は、なんとなくだが、人が最もよく描かれているのではないかと感じたので、一番良いなと思った。

 

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